ペンこママです。
やっと、ひととおり第1編~第5編の修正が終わりました。しばらくお休みしててすみません。
何年もかかって、もう、とっくに受験なんか終わったわ!という方もいらっしゃるでしょうね。
でも、毎年見て下さる方が一定数いらっしゃるようで、ありがたいです。
アクセス解析ツールを使って、訪問者数は、知る事ができます。
プライベートな事はわからないので、ご安心くださいね。
ここでは、化学ノート内での、漫画やギャグ、その他、説明しきれなかったものを、ひとつひとつ、解説していきたいと思います。(2025.6.28更新)
最新の解説文
P58 どっちにもなれる・二酸化硫黄・過酸化水素(2025.9.28 更新) SO2は酸素を増やす事もできれば、減らす事もできます。 ちょっと古いですが、朝ドラ「半分、青い。」の、ボクテをモデルにしました。バイセクシャルということで。ドラマ中で秋風先生が描く漫画は、くらもちふさこ先生が実際に描かれたものですが、私は「いつもポケットにショパン」が大好きだったのです!男子がピアノを弾くってカッコいいー!と思いました。きしんちゃんて、絶対キーシンがモデルですよね。ペン吉にも習わせてみましたが、全然ダメでした・・・。 H2O2は、Oを1コとれば水だし、Hを取り出せばO2だし。いろいろ役に立つのですが、過酸化水素なんて、酸素が多過ぎ!と言われてるみたいだし、活性化酸素の一種と言われ、アンチエイジングの敵とされ、なにかと厄介者あつかいです。いじけてるんじゃないかなあと、「ちびまる子ちゃん」の、いつもいじけてる永沢君をモデルにしました。 |
P7 1族のおぼえかた(2025.6.30 更新) このおぼえかたは、どっかに載ってたのをパクりましたすみません。 「指にルビーの指環(リング)をさがすのさ」は、伝説の大ヒット曲「ルビーの指環」のパロディです。 日本の高度成長期時代、別れる女性がルビーの指環を返そうとするのに、「俺に返すつもりならば捨ててくれ。」くー!カッコいいー!グラサンかけながら。 ルビーをクールにいらないぜって言えちゃう時代、また来るといいですね~。 |
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P8 2族のおぼえかた(2025.7.3 更新) 「壊れかけのRadio」も、悩める少年の心を歌った名曲です。せつない歌声がきゅんとして、護ってあげたい!永遠の少年、徳永英明さんファンです!コンサートも行きました。テヘ。客席のおばさんたちが一体となって、この歌をいっしょに歌います。 |
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P9 14族のおぼえかた(2025.7.5 更新) 「SPY×FAMILY」のパロディです!秘密警察のユーリは超シスコンで、美人のお姉さんが結婚して、他の男にとられたのがショックなのです。その男がスパイとも知らず・・・ アニメに出てくる街がドイツっぽい。東西分断の時代を意識してるんでしょうな。 ペン吉はペンペンが結婚するとき、フフンというかんじでしたね。しかも、家族の顔合わせのとき、「こんな腐女子でいいんですか~。」と言いやがりました。私は思わず、「だっ、大丈夫です、私も腐女子ですから!」と言ってしまいました。あのヤロ~。おぼえてろ~。 ところで、周期表の第2周期と第3周期は、2族からいきなり13族に飛びますね。それは、第4周期から遷移元素が割り込んでくるからなんですが、(第2編参照)ちょうど10飛ぶから、わかりやすいですね。つまり、1ケタ目だけをみれば、最外殻にある電子の数と、同じなのです。 |
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P10 17族のおぼえかた(2025.7.7 更新) 「うる星やつら」の有名な初回シーンですネ!鬼そっくりの宇宙人が棲むラムちゃんの星では、ブラを奪った人と結婚するという掟があるのです。それを知らずに鬼ごっこをした諸星あたるが、ラムちゃんのブラをとってしまい、それからラムちゃんにゾッコン惚れられて、猛烈アタックされるのです。グラマーだけど中身はかわいい、乙女みたいな、こんな娘にせまられたら、絶対うれしいのに、アホなあたるは冷たくあしらいます。男の願望ですかね。 作者が女性と知ったときは、びっくりしました。ブラとりシーンは、PTAから苦情が来たそうです。時代ですねー。 リニューアルもされましたね。 |
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P11 18族のおぼえかた(2025.7.9 更新) このおぼえかたもパクりました。1族のおぼえかたとカブりますね。希少なガスだから「希ガス」と教わりましたが、いつのまにか、「貴ガス」と書くようになっていたんですね!「高貴なガス」という意味だそうです。めずらしくもなくなってきたからだそうです。 でも今、世界的なヘリウム不足なんです。MRIという医療機器はヘリウムを使うので、ヘリウムフリーの技術が急がれます。ヘリウムの風船って、減ってるでしょ? それから、今はLEDライトに取ってかわられていますが、ネオンライトは、Neが高電圧で励起状態(高エネルギー状態)になり、もどるときに発光するというしくみです。化学反応しにくいので、長持ちします。化学反応とは違います。でも、LEDは経済的で華やかだけど、都会のネオンって、哀愁漂う響きですな。 |
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P13 イオン化傾向のおぼえ方(2025.7.11 更新) 「まああてにすんな」と教わりましたが、アルミニウムと亜鉛が、どっちだっけ???と、いつも悩んだので、「まああるけどあてにすんな。」と変えました。 金属の中になぜ水素が混じっているのか、不思議でしたが、金属が酸に溶けるかどうかの、キーワードなのです。つまり、酸にはH+があるので、水素よりイオン化傾向の大きい金属は、H+の代わりにイオンになって、塩酸や希硫酸にも簡単に溶けるのです。(P18 参照) |
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p14 不動態のおぼえ方(2025.7.13 更新) 「てにある」は、有名なおぼえかたですが、何のおぼえかただっけ???と、すぐに忘れるので、「とうふ=不動態」をくっつけました。これらは、イオン化傾向が大きいのに、濃硝酸や熱濃硫酸に溶けません。あるイミ溶けすぎて、すぐに被膜を作ってしまうのです。 お味噌汁に入れる豆腐は、手の上で切るんですよ。包丁を上からちょっと押したくらいじゃ、手は切れないんです。豆腐はくずれないし、まな板も洗わなくてすむし。ついでに、お笑いの友近が大物演歌歌手「水谷八重子」になりきって、手に豆腐をのせて歌うギャグもかいときました。「豆腐開き」という演出は、成功を祈願するイベントで呼ばれるらしいです。演技がよさそうなので。「よいしょー!」 |
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p15 金属の反応性(2025.7.15更新) アルカリ金属は、とても反応しやすく!(価電子1コだけですからね、電子がすぐに飛んでいきます!)とてもキケンなのです。ペンこママもNa使って合成した事あるけど、石油につけて保存するんですよ。火さえつけなければ、よっぽど安全なのです。それくらいコワイのです。空気中の水分でも、火花が飛びます。 イオン化傾向と反応性は、かなり対応しますが、ちょっとだけ違います。リチウムは、イオン化傾向がとても大きいのに、反応性は、アルカリ金属の中では1番下ですよね。イオン化傾向は、陽イオンへのなりやすさで、反応性は、他の物質との反応しやすさです。大きいほど、他の物質に価電子を放出しやすくなります。中心の、原子核の+から遠いからです。 |
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P15 金属の反応性のつづき(2025.7.17更新) アルカリ土類金属も、価電子が2コだけですから、アルカリ金属ほどじゃないけど、反応しやすいです。でもBeとMgは反応性が低いので、前はアルカリ土類金属からはずされていたのに、新課程では、入っちゃいましたね。コロコロ変えないで欲しいなーもー。Mgは、熱水なら反応して弱アルカリになります。なぜ、大きい原子の方が強アルカリになるかというと!小さい原子は{電荷密度が高い}つまり、小さいわりに+の電荷を持っているのでOHーを引き寄せやすくなりますが、大きい原子は電荷が分散しているので引き寄せにくく、安定して電離状態を保つので強アルカリとなります。大きいほど引力(ファンデルワールス力)働いて、引き寄せそうですけどね。ファンデルワールス力は、弱いのです。 ハロゲンも、同じリクツで大きい原子ほど強酸になります。小さい原子は小さいわりに-の電荷を持っているので、H+を引き寄せやすいですが、大きい原子は、電荷が分散して、電離状態を保つので強酸になります。でも、ハロゲンは、小さいほど反応性が高いです。こっちは逆です。こちらは陰イオンになるため、電子をいかに取り込むか!なので、原子核の+との距離が近い方がいいのです。ハイ、ここ大事デスヨ! |
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P16 金属の水との反応(2025.7.19 更新) 金属の反応性とイオン化傾向はよく対応するので、イオン化傾向の表を使うと便利です。前回書いたように、アルカリ金属と、Be、Mg以外のアルカリ土類金属は反応性が高いので、すぐ常温の水と反応しますが、Mgはビミョーな所にいて、熱水なら反応します Al、Zn、Feは、高温の水蒸気なら反応しますので、おぼえかた考えましたヨ!あそこに手がのびると、血がのぼって上気しますネ!え?どこに手がのびるって?「ゴムゴムのピストルー!」(by ルフィ) |
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P17 金属の水との反応(2025.7.22 更新) エラソーな金属は、さびません。さびないからエライのです。アルカリ金属と、Be、Mg以外のアルカリ土類金属は、空気中の水分や酸素とすぐ反応します。(いちいちBe、Mg以外って言うの、メンドイなあ!)ビミョーな立ち位置にいるのが銅です。メダルは金、銀、銅ですね!銅もね、十分立派なんです、がんばったんですよ。でも、銀や金と比べるとねえ。ゴメンよー!最近は、普通の10円玉すら、あまり見ませんね。財布にたまーに、緑色っぽい10円玉がまぎれてたもんです。緑色じゃなくても、10円玉って、色にずいぶん差がありますよね。新しいものはピカピカなのに、古いものはくすんでいる。・・・これは徐々にさびているんですね |
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P18 金属の酸との反応 (2025.7.24 更新) 前にも書いたように、水素よりイオン化傾向の大きいものは、塩酸や希硫酸で簡単に溶けます。 とってもエラソーな金とプラチナは、「王水」というものすごくエラソーなものにしか溶けません。王水とは何か?ヒッカケで出ますよ。 まず、硝酸は強い酸化剤なので、(P56参照)AuやPtもイオンにできま す。(Au3+、Pt4+)でも、AuやPtもしぶといので、すぐにもどろうとします!そこで、Clーで錯体を作るのです。 [AuCl4]ー 、 [PtCl6]2ー 「キングダム」は、王がワルい弟の陰謀で追われ、仲間たちが王の座をとりもどし、その後も、秦の始皇帝になるまで延々と続くお話ですね。大沢たかおの王騎がカッコ良かったので、仲間に加えちゃいましたー!きょうかいと時期がカブりませんね、ありえない図になってしまいました、テヘペロ。 |
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P19 金属の酸との反応つづき(2025.7.26 更新) ちょっとエラそうな銅、銀、水銀は、硝酸や熱濃硫酸なら溶けますが、これは、硝酸や熱濃硫酸が、強い酸化剤であるためです!(P56参照) 酸化剤ということは、自分は還元され、相手の電子をうばいます。H2は出てきません!NO3-のNは+5ですが、Oが減り、NOは+2、NO2は+4に還元されます。SO42-のSは+6ですが、SO2は+4に還元されます。 なぜ希硝酸ならNOで、濃硝酸ならNO2になるのか?・・・ちょっと複雑でこんがらかるので、[濃い方が酸素多そう!]で覚えて下さい。 反応式は2次とかでよく書かされますが、まず反応物を書いて、HやOで補えば良いのですが、テンパってると、次ページのように、係数がどうのこうの~、左右のつじつまが合うように、冷静に計算するのタイヘンですよね! 暗記できたら、時間が浮くかなあと思って。法則を見つけようとしました。銀と熱濃硫酸でいきづまりましたが、まっ、覚えて下さい |
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P21 酸との反応で気をつけること(2025.7.28 更新) イオン化傾向では溶けるはずなのに、え、なんで溶けないの!というヒッカケがよく出ます。 まず、前に言った不動態です。これらは、硝酸と熱濃硫酸には溶けません。 次に、この後に出てくる、金属イオンと特定のイオンとの沈殿を起こすものは、溶けません。イオンになるんだから、1度は溶けてるんですが、すぐに沈殿膜を作ってしまうのです。 不動態は酸化物の被膜を作るのに対し、沈殿膜は、特有の沈殿です。これは、覚えるしかないです。覚え方を、いろいろかんがえましたヨ!お楽しみに |
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P23 Cl-との沈殿(2025.7.30 更新)
これは有名な覚え方ですが、現ナマって、今どきねー。銀行強盗でも使わない言葉。でも、悪いヤツは、たいてい現金で取りひきするんですよ。カードだと、足がついてしまうから。さらに用心深いヤツは、「ばらばらの番号でそろえろ!」とか言います。続き番号だと、お札の番号から、使ったとたんにバレるからです。参考になりますね!って、ちがうだろ。AgClとPbCl2、どっちが熱水に溶けるかとか、ヒッカケで出そうです。AgClは、写真フィルムで使うんです。(今どきは、スマホの方が画質いいですケドネ・・・)光をあてた所だけがAgにもどるので、AgClは、定着液(チオ硫酸ナトリウム)で洗い流します!だから、熱水には溶けません。残った絵は、白黒逆転になるので、もう1度印画紙に焼き直すと、白黒写真になります。カラーも、この応用です。 |
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P24 S2-との沈殿(2025.8.1更新)
硫化物イオン(S2-)との沈殿は、イオン化傾向と関係あります。正確に言えば、関係あるように見えます。沈殿は、溶解度積が小さければ起きるのですが、硫化物は、金属のイオン化傾向が小さくなるほど溶けにくく、沈殿します。 |
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P26 OH-との沈殿(2025.8.3 更新)
OH-との沈殿は、S2-と似たような構図ですが、アルカリ金属とアルカリ土類金属は、アルカリを作るから名前にアルカリがつくのです。つまり、OH-と電離します。Mgイオンは弱アルカリになるので、少し沈殿します。ここからイオン化傾向の小さいものは沈殿します。ただし、金とプラチナ以外です。それから、OH-の場合はいろいろ気をつけるべき点があります。 ひとつは、アンモニアでも沈殿するという事です。これはうっかり忘れがちです。 それから、過剰に入れると、また溶けてしまうものがあるという事です。 もうひとつ気をつける点は、銀と水銀は、水酸化物では安定しないので、酸化物になる、という事です。 覚え方ですが!この人は、女にまーいいじゃないか・・・とせまって、オーエッチ!と言われているのに、男ともギンギンなのです。両刀使いですな。 |
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P27 OH-との沈殿つづき(2025.8.5 更新)
前ページからのボーイズラブつながりで、ボーイズラブの走りといわれる「トーマの心臓」ネタを描きました。このようなかわいらしい脅迫があるでしょうか!?優等生のユーリは、誰にも言えない傷あとがあり、それを見られてしまったのです。
同じくボーイズラブの走りと並び称される「風と木の詩」が、モロにそういうシーンで刺激が強いのに対し、「トーマの心臓」は、キスシーンと「天使の羽根をもがれた」という暗示のみが登場し、まるで文学作品のようで、私は「トーマの心臓」派でした。ドイツの男子校ギムナジウムに憧れました!
・・・化学から大幅に脱線しました、スンマセン。
まず、Fe3+は、そこらのさびといっしょで、茶色い!と覚えて下さい。Cu2+やFe2+は、美しい青系統の色をしています。なぜか?d軌道がナンダカンダ難しいので、大学で習ってくださーい。Ag+は、本来は無色ですが、ナノ粒子の沈殿となると色がつきます。AgClは白ですが、褐色が多いです。
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P28 アルカリを過剰に加えると沈殿が溶けるもの(2025.8.7 更新)
「ああすんなりと」は、両性金属を覚えるのに有名な覚え方です。これらは、すべて水素よりイオン化傾向が大きいから酸に溶けるし、アルカリを過剰に加えると溶けるので、酸にもアルカリにも溶けるわけですから、同じことです。
でも、何の覚え方だっけ?とまたなりそうなので、スイカ割りがすんなり割れた事にしました。スイカ割りはあんまりすんなり割れても、つまんないですけどね! |
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P30 アンモニアを過剰に加えると沈殿が溶けるもの(2025.8.9 更新)
どっかの歌舞伎役者が、銀座で芸者と浮気してましたっけねー。銀座でデートといえば、セレブのイメージ。ああ、銀座でとろけるようなデート、思い出すなあ・・・ウソです。ペンこママの妄想でした。錯体がどんな形をしているか、たま~に出ます。これについては、また軌道の形がどうのこうの~難しいので!亜鉛はとにかく立体的!銀と銅は仲間だから平面的!と覚えて下さい。 |
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P32 CO32-との沈殿(2025.8.13 更新)
炭酸は多くのものと沈殿をつくるので、硫酸と同じBa、Ca、Pbのイオンでも沈殿をつくるのですが、どっちが塩酸で溶けるか?という問題がわりと出ます。
化学の世界は弱肉強食なのです。
2つのものを混ぜ、どっちかが溶けるか、変わらないか、析出するかという問題は定番ですネ。
弱酸の塩に強酸を加えたら、弱酸が負けて出てきます。強酸の方が電離しやすいからですネ!酸の強さの順序は、P50参照です。
水素よりイオン化傾向の大きい金属は、酸を加えるとイオンとなって溶けます。H2が出てきます。
あと、イオン化傾向の大きい金属に小さい金属イオンを加えると、大きい方が代わりにイオンとなって溶けます。小さい金属は析出します。
P34 意外な沈殿(2025.8.17 更新)
ナトリウムはとにかくイオン化傾向が大きいので!ナトリウムイオンは沈殿などちょっとやそっとでは作りませんが、とても濃度が高い場合、NaHCO3は沈殿します。これを利用してNaCO3を作るのが、アンモニアソーダ法(ソルベー法)です。ガラスを作るとき使ったりします。使い方や製法は、第2編参照。 |
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P36 Fe3+とFe2+(2025.8.19更新)
Fe3+とFe2+の対比は、よく出ます!チオシアン酸カリウム(KSCN)と反応して血赤色溶液ができるのはどっち?Fe3+です!Fe3+はSCN-と錯体を作るのですが、Fe3+は、もともと水と錯体を作っているのです。Fe3+は茶色でしたね!だから、同系列の色になるのです。赤くて目立つから、Fe3+の検出に使います。 H2Sがあるときは、Fe3+はFe2+になります。P59で出てきますが、H2Sは還元剤なので、相手の+を減らすのです。 |
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P37 ヘキサシアニド鉄酸カリウム+鉄イオン(2025.8.21更新)
シアン錯体を作っている鉄がFe2+の場合はFe3+イオンを加え、鉄がFe3+の場合はFe2+イオンを加えると、きれいな青い沈殿を作ります!なぜ違う価どうしなら沈殿するかというと?ひと言で言うと、Fe3+とFe2+の間で電子をやりとりするからです。深く聞かないでくださーい。 イオンがFe2+の場合は、2価鉄の錯体でもちょっとだけ青くなります。Fe2+の1部がFe3+になるからです。Fe3+の方が、そこらのさびでも見られるように、安定なのです。 |
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P38 赤さびと黒さび(2025.8.23 更新)
そこらにあるさびは、Fe3+の酸化物なので、Fe2O3です。計算してみればわかりますね!茶~赤っぽいので赤さびといわれます。高温でさびた場合は黒さびとなって、Fe3O4、つまりFeとOが1コずつ増えます。でも、計算してみると、Fe2+ではない・・・。Fe2+とFe3+のミックスなのです。南部鉄器は岩手の名産で、わざと黒くさびさせ、赤さびができないようにしたものです。 |
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P39 溶解度積(2025.8.25 更新)
基本、沈殿する、というのは、溶解度積を超える濃度に達した!ということです。だから、沈殿するイオンがあるから沈殿するというわけではありません。 溶解度積が出てきたら、ヒッカケようとしているかもしれません!あやしいやつがいたら、あやしいのです。慣れてくると、ここでヒッカケようとしているな!というのが、ニオイでわかるようになります。刑事のカンです。(刑事ドラマの見すぎ)。 |
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P41 金属イオンの分離(2025.8.27 更新)
1番気をつけるところはやはり、S2-が酸性では沈殿しないものがある、という点ですね。S2-が出てきたら、今何性なんだろう?と、気をつけてください。 それから、水酸化物ができるものは、アルカリだけでなくアンモニアでもできるという点です。うっかり忘れがちです。 |
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P42 両性金属(2025.8.29 更新)
酸にもアルカリにも溶ける金属が両性金属です。 水素よりイオン化傾向が大きいので、酸に溶けるのは当然ですが、アルカリは、両性金属の表面にできた酸化膜を破壊し、酸化がさらに進み、それらは錯体を作って溶けるのです。 |
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P43 両性・塩基性・酸性・酸化物(2025.8.31 更新)
両性金属の酸化物は、酸ともアルカリとも反応します。両性酸化物といいます。酸とだけ反応するのが塩基性酸化物です。塩をつくります。塩は、水中では電離していますが、蒸発させるとイオンが重なった個体になります。NaClがいい例ですネ!また、水と反応してアルカリ(塩基)を生じます。 主にアルカリ金属やアルカリ土類金属の酸化物です。他にも、弱いアルカリ性を示すものもあります。 塩基とだけ反応するのが酸性酸化物です。塩をつくります。また、水と反応して酸を生じます。炭酸だの、硫酸だのは代表的なものですね! 水に溶けにくいCO、NOは酸性酸化物とはいわないので、ヒッカケででます。 |
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P44 炎色反応(2025.9. 2 更新)
震災のずっと前からある覚え方ですが、私は、どうもしっくりこなくて、覚えにくかったのです。リアカーが足りない?K市ってどこ?でも、震災が起こって、ボランティアの方がリアカーで必死に泥を運ぶ映像を目にし、・・・なんだか、結びついてしまったのです。決して、気仙沼市さんをちゃかしたいわけではありません!それを暗記に使おうなんて、不謹慎だと思いますが!どうしても連想してしまうのです。ご存じのように、被害にあったのは気仙沼市だけでなく、東北があんなことに。ペンこママも宮城にいました。 周期性の大地震が、近々必ず来るとは聞いていたし、前回の被害はそれほどでもなかったと聞いていたので、揺れの直後は、「やった、無事のりこえた!」という気持ちでした。しかしその夜、非常用ラジオから流れてくるニュースに、凍りつきました。これは現実なのか?そしてライフラインが全部とぎれて、いつ復旧するかもわからない恐怖。 これを教訓に、何があっても大丈夫な日本にしていこー!がんばろー! 銅を塩化銅にするのは、揮発性を良くするためです。揮発しないと、燃えませんものね。 一応、違う覚え方も考えてみたのですが・・・イマイチ? 昔は、省エネその他の理由で、トンネルではナトリウムランプが使われていました。(ネオンランプと似たしくみです)今は、もっと省エネのLEDが出現し、とってかわりましたが・・・ ナトリウムランプは黄色の単色光なので、黄色以外は灰色っぽく見えます。よく、推理モノで使われていました。「トンネルの中で、緑色のものを見ました。」「あなたはウソをついている!」松潤が「99.9」で言っていたので、そんなに昔じゃないですよー。 |
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P45 イオンの価数(2025.9.4 更新) 物質が電離をしたら、分かれた分だけモルが増えるのです! Na 同じモルでも、負コロイドに対してはNaClよりもAlCl3+の方が影響力が強い・・・。Na+よりAl3+の方が、+の力が強いからです! |
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P46 合金とめっき(2025.9.6 更新) 青銅は、すずと銅の合金です。青銅器って歴史にありましたね。昔から使われた金属なのです。たまたま混ざって溶かして合金にしたら、銅より強いぞ!となったんでしょう。 ブリキは、すずのメッキ。ヨーロッパの貴族のぼっちゃんのおもちゃと言えば、ブリキの兵隊、または、すずの兵隊とも言われました。バレエのくるみわり人形にもでてきます! トタンは、亜鉛のメッキ。トタン屋根に使われますね。亜鉛は、「あてにすんな」で覚えたように、鉄よりイオン化傾向が大きいので、傷ついたら溶け出し、鉄を守ります。屋根は風雨にさらされるから、使われるんですね。ただし、軽い傷ならですよ。メッキも追いつかないほどざっくり傷ついたら、弱いです。 |
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P47 アマルガムと金属の析出(2025.9.8 更新) 水銀は、金の事をなんとなく仲間だー!と思ってしまうんです。似てるんですね。しかも、常温で液体な金属は水銀だけなので!とても便利で、混ぜるだけで金を溶かします。水銀の合金をアマルガムといいます。蒸発させたら金が残るので、金の精錬ができます。 でも、水銀は有害です!体に蓄積するので、水銀を含んだ魚を食べるなとか、問題になりました。水俣病も、アマルガムが原因ではありませんが、水銀が原因です。危険なので、この精錬法はすたれました。 金属の析出は、前にも書いたように、イオン化傾向の小さい方がイオンだったら、負けて析出するのです。化学は弱肉強食なのです。 |
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P48 ガラスの仮面(2025.9.10 更新) 化学とは関係ないけど、書かせて下さい! 「ガラスの仮面」は、いまだに完結してない伝説の漫画ですネ!マツコも大ファンだという。 劇団の発声練習といえば、「あめんぼあかいなあいうえお」この漫画で広く知られるようになりました。 演劇の天才マヤに、ライバル姫川あゆみが目を白くして、「マヤ・・・おそろしい子・・・」というパロディは、様々な場面で使われますが、(「3月のライオン」でもよく出てきました!)実は、姫川あゆみがこう言う場面はないのです。実際に言ったのは月影先生です。しかも、高笑いしながらです。このパロディは、ファンたちの創作なのです。 |
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P49 酸と塩基の定義(2025.9.12 更新) アレニウスの定義とブレンステッドの定義の違いはよく出ます。 アレニウスは文字通り、H+を出すのが酸で、OH-を出すのが塩基です。 ブレンステッドは、酸はH+を与えるもので、塩基はH+をうけとるものです。NH3もH+をうけとってNH4+になるので塩基ですネ。 他にも、え、これが?塩基?酸?というものがあるから注意です。 人の名前なんて覚えにくいし!どうしたらいいかな~と悩みましたが、 とにかくタンジュンなやつは、アレだよ、アレ!複雑な方はブレブレ・・・と覚えてください。 |
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P50 酸の強弱関係(2025.9.14 更新) 前にも書きましたが、化学の世界は弱肉強食、弱い酸は、塩をつくっていても負けて出てくるのです。 酸の強弱の有名な覚え方はスカタンフェノールですが、塩酸と硝酸は強酸でも、揮発性なので濃硫酸には負けて気体となって出てきます。 (ただし濃硫酸の場合です。濃硫酸は揮発性が低いので。)たとえばNaClと濃硫酸を混ぜると、HClが出てきます。NaNO3と濃硫酸ではHNO3が出てきます。 硫酸は二段階に電離するので、とりあえずHが残ってNaHSO4になります。熱したりすると、もう一段階進みます。ここに入ってないので忘れがちですが、H2S、H2SO3、HFも、弱酸ですヨ。 |
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P51 ハロゲン化水素とハロゲン(2025.9.16 更新) 前にも書きましたが、大事なので何度でも書きます。 ハロゲン化水素は、大きいほど強酸です。大きいほど電荷が分散されるのでイオンどうしがくっつきにくく、電離しやすいのです。 小さいと電荷が集中するので、+と-がくっつきやすいです。 フッ化水素はガラスを溶かすので強いイメージがありますが、弱酸です。ハロゲンは、逆に小さいほど反応性が大きいです。電子を引き寄せたいので、小さいほど中心の+に近いから良いのです。 ここでも弱肉強食で、反応性の小さいものの塩に、反応性の大きいものを混ぜると、反応性の小さいものが負けて出てきます。 |
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P52 塩の性質(2025.9.18 更新) 塩の性質は、水に溶かすと強い方が出ます。これも、弱肉強食といえましょう。 水に溶かせば、強い方が電離しやすいからです。弱い方が水と反応します。 例えば Na2CO3 の場合、Na+ は Na+ のままですが、CO32− は水から H+ を受け取って、 CO32− + H2O → HCO3− + OH− となります。 つまり塩基性です。 NH4Cl の場合は、Cl− は Cl− のままですが、NH4+ は水に H+ を放出して、 NH4+ + H2O → NH3 + H3O+ となります。つまり酸性です。 NaHCO3 は、Na が強いアルカリで CO3 が弱酸なので塩基性ですが、 H がある分だけ水から H+ を受け取る力が弱くなるので、弱塩基性です。 |
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P53 酸化剤と還元剤(2025.9.20 更新) 酸化剤は相手を酸化させるので、自分は還元します。つまり、電子を受け取って-の方向にいきます。Oを出すのは文字通りの酸化です。電子とH+を受け取ってH2Oを作ります。還元剤は相手を還元させるので、自分は酸化します。つまり、電子を放出して+の方向にいきます。電子と共にH+を出すのは典型的な還元です。 |
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P56 酸化剤の例・硫酸と硝酸・オソンと酸素(2025.9.24 更新) 硫酸と硝酸は、自分の酸素を減らして相手に酸素を与えるので文字通りの酸化剤です。硫酸はSO2に、硝酸はNOかNO2になります。これは、銅や銀を溶かすときの反応ですね!(P19参照)つまり、これは酸化反応なのです。あ、この場合、硫酸は熱濃硫酸ですよ。常温での酸化力は弱いです。 「ドカベン」大好きでした!勉強1時間やったらドカベンを50ページ読む、と自分で決め、モチベーションを保ちましたっけ。 ところで、山田太郎はO(重荷)をいくつもかかえていますね。両親を事故で亡くした重荷、幼い妹の面倒をみる重荷、天才キャッチャーとしてチームを甲子園に導く重荷、高校の期待。山田太郎は弱音を吐きませんが、本当は重荷を減らしたかったかもしれません。 里中くんが持っているのは、実はO(お金)だったりして。お金持ち学校という設定なので、お金持ちのおぼっちゃんかもしれません。山田太郎はたぶんスポーツ推薦です。 O3とO2は、酸素しか持ってないので、酸化以外の何をしろってんですかね!というのを、歌舞伎界に生まれた御曹司は歌舞伎役者になるしかない、というので表現しました。「国宝」観ましたよー!タイムリー。横浜流星くんと吉沢亮くんが2人並んでうつくしー!アレ、ボーイズラブの話でしたよね?ちがったっけ? |
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P57 酸化剤の例・過マンガン酸カリウムと二クロム酸カリウム(2025.9.26 更新) マンガンとクロムは、実に多彩な酸化数を持つ金属で、これ以外にも酸化数を持ちますが、代表的なものはイラストに描いたとおりです。 過マンガン酸カリウムと二クロム酸カリウムは、よく出てくる代表的な酸化剤です。 「帝一の國」という漫画の中でも秀才そうなキャラを選んで描きました。新感覚のおもしろい漫画です!政財界の子息たちが集まる学校で、生徒会長の座をめぐってかけひきをしたり派閥を作ったり、大まじめなんだけど笑えるんです。画風が昭和なのも笑える。でも自虐的な気持ちになるのはなぜだろう。 |
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