P23 Cl−との沈殿(2025.7.30 更新)
これは有名な覚え方ですが、現ナマって、今どきねー。銀行強盗でも使わない言葉。でも、悪いヤツは、たいてい現金で取りひきするんですよ。カードだと、足がついてしまうから。さらに用心深いヤツは、「ばらばらの番号でそろえろ!」とか言います。続き番号だと、お札の番号から、使ったとたんにバレるからです。参考になりますね!って、ちがうだろ。
AgClとPbCl2、どっちが熱水に溶けるかとか、ヒッカケで出そうです。AgClは、写真フィルムで使うんです。(今どきは、スマホの方が画質いいですケドネ…)光をあてた所だけがAgにもどるので、AgClは、定着液(チオ硫酸ナトリウム)で洗い流します!だから、熱水には溶けません。残った絵は、白黒逆転になるので、もう1度印画紙に焼き直すと、白黒写真になります。カラーも、この応用です。
P24 S2−との沈殿(2025.8.1更新)
硫化物イオン(S2−)との沈殿は。、イオン化傾向と関係あります。正確に言えば、関係あるように見えます。沈殿は、溶解度積が小さければ起きるのですが、硫化物は、金属のイオン化傾向が小さくなるほど溶けにくく、沈殿します。
イオン化傾向が大きいものはイオンのままでいつづけるので、沈殿しません。中間のものは、「酸性だと」沈殿しないので、注意しよう! なぜかというと、H2Sは弱酸だからただでさえS2−が少ないのに、酸性だと[H+]が増えて平衡移動が起こり(第5編参照)、ますますS2−が少なくなるのです。イオン化傾向が小さいものは、それでも沈殿します。でも、金とプラチナは、そもそもイオンになりにくいので! 除外して良いでしょう。
マンガンは、酸性だと沈殿しない金属イオンとしてよく出るので、イオン化傾向の表にはありませんが、加えました。
さて、覚え方ですが! こんな父子の会話を想像しましょう!「ねえ父さん、僕もうそろそろ○○○してもいいよね? 父さんだって、若い頃はギンギンだったって言ってたじゃないか! 母さんを説得してくれよ。」「うーん、言おうか迷ったけど、オレがギンギンだったっていうのはウソだ。見栄張ったスマン。今は大切な時期だ。オレをあてにしても賛成しない。がまんだ。大人になったら、なんでもやりなさい。すんなりと。どうでも。ギンギンに。」
P26 OH−との沈殿(2025.8.3更新)
OH−との沈殿、S2−と似たような構図ですが、アルカリ金属とアルカリ土類金属は、アルカリを作るから名前にアルカリがつくのです。つまり、OH−と電離します。Mgイオンは弱アルカリになるので、少し沈殿します。ここからイオン化傾向の小さいものは沈殿します。ただし、金とプラチナ以外です。
それから、OH−の場合はいろいろ気をつけるべき点があります。ひとつは、アンモニアでも沈殿するという事です。これはうっかり忘れがちです。
それから、過剰に入れると、また溶けてしまうものがあるという事です。
もうひとつ気をつける点は、銀と水銀は、水酸化物では安定しないので、酸化物になる、という事です。
覚え方ですが! この人は、女に「まーいいじゃないか…」とせまって、オーエッチ!と言われているのに、男ともギンギンなのです。両刀使いですな。
P27 OH−との沈殿つづき(2025.8.5更新)
前ページからのボーイズラブつながりで、ボーイズラブの走りといわれる「トーマの心臓」ネタを描きました。
このようなかわいらしい脅迫があるでしょうか!? 優等生のユーリは、誰にも言えない傷あとがあり、それを見られてしまったのです。
同じくボーイズラブの走りと並び称される「風と木の詩」が、モロにそういうシーンで刺激が強いのに対し、「トーマの心臓」は、キスシーンと「天使の羽根をもがれた」という暗示のみが登場し、まるで文学作品のようで、私は「トーマの心臓」派でした。ドイツの男子校ギムナジウムに憧れました!
…化学から大幅に脱線しました、スンマセン。
まず、Fe3+は、そこらのさびといっしょで、茶色い!と覚えて下さい。 Cu2+やFe2+は、美しい青系統の色をしています。なぜか? d軌道がナンダカンダ難しいので、大学で習ってくださーい。Ag+は、本来は無色ですが、ナノ粒子の沈殿となると色がつきます。AgClは白ですが、褐色が多いです。
P28 アルカリを過剰に加えると沈殿が溶けるもの(2025.8.7更新)
「ああすんなりと」は、両性金属を覚えるのに有名な覚え方です。これらは、すべて水素よりイオン化傾向が大きいから酸に溶けるし、アルカリを過剰に加えると溶けるので、酸にもアルカリにも溶けるわけですから、同じことです。
でも、何の覚え方だっけ? とまたなりそうなので、スイカ割りがすんなり割れた事にしました。スイカ割りはあんまりすんなり割れても、つまんないですけどね!
P30 アンモニアを過剰に加えると沈殿が溶けるもの(2025.8.9更新)
どっかの歌舞伎役者が、銀座で芸者と浮気してましたっけねー。銀座でデートといえば、セレブのイメージ。ああ、銀座でとろけるようなデート、思い出すなあ…ウソです。ペンこママの妄想でした。
錯体がどんな形をしているか、たま〜に出ます。これについては、また軌道の形がどうのこうの〜難しいので! 亜鉛はとにかく立体的! 銀と銅は仲間だから平面的!と覚えて下さい。
P31 SO42−との沈殿(2025.8.11更新)
竜さんは、硫酸のキャラクターとしてたびたび登場します。
1度でも胃のレントゲンをとったことがある人は、「あー、あの白いドロドロの液体、飲まされるのね!」と、色まで思い出すでしょう。バリウムは、X線を通さないのを利用します。昔は、「バリウム飲んできたわー」=「胃の検査してきたわー」でしたが、今は胃カメラが主流ですな! もちろんバリウムとは硫酸バリウムの事です。
覚え方ですが! 頭文字だけじゃ混同するなーという人は、こう覚えましょう。
バリウム→[バリバリなバカ] カルシウム→[オツムがかるいバカ] なまり→[なまらバカ(なまら=北海道弁で「とても」。大泉洋が「なまら怖かったよー!」と言ってました。)]
ひどーい! ボーッ(竜さんが火を吹く音)
P32 CO32−との沈殿(2025.8.13更新)
炭酸は多くのものと沈殿をつくるので、硫酸と同じBa、Ca、Pbのイオンでも沈殿をつくるのですが、どっちが塩酸で溶けるか?という問題がわりと出ます。
化学の世界は弱肉強食なのです。
2つのものを混ぜ、どっちかが溶けるか、変わらないか、析出するかという問題は定番ですネ。弱酸の塩に強酸を加えたら、弱酸が負けて出てきます。強酸の方が電離しやすいからですネ!酸の強さの順序は、P50参照です。
水素よりイオン化傾向の大きい金属は、酸を加えるとイオンとなって溶けます。H2が出てきます。
あと、イオン化傾向の大きい金属に小さい金属イオンを加えると、大きい方が代わりにイオンとなって溶けます。小さい金属は析出します。
第1章 金属 P7-11 はじめに
このおぼえかたは、どっかに載ってたのをパクりましたすみません。 「指にルビーの指環(リング)をさがすのさ」は、伝説の大ヒット曲「ルビーの指環」のパロディです。 日本の高度成長期時代、別れる女性がルビーの指環を返そうとするのに、「俺に返すつもりならば捨ててくれ。」くー!カッコいいー!グラサンかけながら。 ルビーをクールにいらないぜって言えちゃう時代、また来るといいですね~。(2025.7.3 更新)
P8 2族のおぼえかた
「壊れかけのRadio」も、悩める少年の心を歌った名曲です。せつない歌声がきゅんとして、護ってあげたい!永遠の少年、徳永英明さんファンです!コンサートも行きました。テヘ。客席のおばさんたちが一体。となって、この歌をいっしょに歌います。
P9 14族のおぼえかた
「SPY×FAMILY」のパロディです!秘密警察のユーリは超シスコンで、美人のお姉さんが結婚して、他の男にとられたのがショックなのです。その男がスパイとも知らず・・・ アニメに出てくる街がドイツっぽい。東西分断の時代を意識してるんでしょうな。 ペン吉はペンペンが結婚するとき、フフンというかんじでしたね。しかも、家族の顔合わせのとき、「こんな腐女子でいいんですか~。」と言いやがりました。私は思わず、「だっ、大丈夫です、私も腐女子ですから!」と言ってしまいました。あのヤロ~。おぼえてろ~。 ところで、周期表の第2周期と第3周期は、2族からいきなり13族に飛びますね。それは、第4周期から遷移元素が割り込んでくるからなんですが、(第2編参照)ちょうど10飛ぶから、わかりやすいですね。つまり、1ケタ目だけをみれば、最外殻にある電子の数と、同じなのです。
P10 17族のおぼえかた
「うる星やつら」の有名な初回シーンですネ!鬼そっくりの宇宙人が棲むラムちゃんの星では、ブラを奪った人と結婚するという掟があるのです。それを知らずに鬼ごっこをした諸星あたるが、ラムちゃんのブラをとってしまい、それからラムちゃんにゾッコン惚れられて、猛烈アタックされるのです。 グラマーだけど中身はかわいい、乙女みたいな、こんな娘にせまられたら、絶対うれしいのに、アホなあたるは冷たくあしらいます。男の願望ですかね。 作者が女性と知ったときは、びっくりしました。ブラとりシーンは、PTAから苦情が来たそうです。時代ですねー。 リニューアルもされましたね。
P11 18族のおぼえかた
このおぼえかたもパクりました。1族のおぼえかたとカブりますね。 希少なガスだから「希ガス」と教わりましたが、いつのまにか、「貴ガス」と書くようになっていたんですね!「高貴なガス」という意味だそうです。めずらしくもなくなってきたからだそうです。 でも今、世界的なヘリウム不足なんです。MRIという医療機器はヘリウムを使うので、ヘリウムフリーの技術が急がれます。ヘリウムの風船って、減ってるでしょ? それから、今はLEDライトに取ってかわられていますが、ネオンライトは、Ne が高電圧で励起状態(高エネルギー状態)になり、もどるときに発光するというしくみです。化学反応しにくいので、長持ちします。化学反応とは違います。でも、LED は経済的で華やかだけど、都会のネオンって、哀愁漂う響きですな。